第8章は中米・太平洋地域2ヵ国を紹介!
地理・気候・コーヒーについてざっくりとまとめました。
生産国ではないトルココーヒーについても紹介しています。
① メキシコ(メキシコ合衆国)
■地理・気候
北はアメリカ、南はグアテマラと国境を接する国メキシコの首都はメキシコシティ。国土は日本の約5倍で、マヤ文明で有名な国です。国土の中央にあるメキシコシティは標高約2,300mに位置する高原都市で年間平均気温は約17℃と過ごしやすい気候です。コーヒー栽培が盛んな南部地域の年間平均気温は約20℃と高めで、5~10月は雨期が訪れます。年間平均降水量は約1,500mmです。南部の沿岸沿いには有名なリゾート地のカンクンがあります。
■メキシココーヒー
メキシココーヒーは殆どアラビカ種が栽培されています。芳醇な香りを感じる上、風味や酸味・甘味のバランスが良く、上品さを感じる事が特徴です。ワインが好きな方に好まれるのではないのでしょうか。まずはストレートを楽しみ、それから様々なブレンドを試してみてください。
② ハワイ州(アメリカ合衆国)
■地理・気候
絶海の孤島ことハワイ諸島。小さな島々の集まりですが、様々な環境に分かれており約4,000mの活火山もそびえ立っています。今もなお火山活動を続けています。日本でも人気の観光地として良く知られ、一度は行ってみたいと思っている方も多いでしょう。
■ハワイコーヒー
ハワイコーヒーは世界三大コーヒーのひとつ、コナコーヒーが有名です。アラビカ種のコナコーヒーは滑らかだけれども独特な味と香りが特徴で、世界中の多くの方に知れ渡りました。また、世界シェアの僅か1%にも満たない銘柄で、希少なコーヒーとして扱われています。是非、出会った時は飲んでみてください。
③ トルコ(トルコ共和国)
■地理・気候
黒海と地中海に挟まれたトルコの首都はアンカラ。国土は日本の約2倍です。ドネルケバブやトルコライス等、トルコの食文化は日本でも簡単に感じることができます。
■トルココーヒー
トルコ産のコーヒー豆があるのか!?と感じた方は多いと思いますが、トルココーヒーというのはコーヒーの淹れ方の名称です。これはユネスコ無形文化遺産に認定・登録されており、熱した砂や炭で専用の容器を加熱することでコーヒーを煮立てる仕組みとなっています。とても濃厚なコーヒーが出来上がるので、普段ブラックを好む人もブラックでは美味しく飲めない方が多いと思います。自分の思っている以上に甘口にするか、甘いお菓子をお供にすると飲みやすいです。粉っぽさが苦手な人には向きませんが、それが大丈夫な方は挑戦してみてください。